ひきこもり 支援 相談士 カウンセラー カウンセリング 東京都 練馬区 ひきこもり支援相談士認定協議会 認定相談士

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“世の中は厳しい” “自分のことは自分で解決しなければならない”
と思い込んでいませんか?
いろいろな固定観念に縛られていませんか?
まずは、“思い込み”“固定観念”を外すことがとても大切なのです。
ひきこもり支援相談士認定協議会 認定証若いころ、自分という存在の在り方と、社会とのギャップや対人関係などに悩み、アパートから外へ出られなくなるという状態に陥りました。
今とは違い、「ひきこもり」という言葉も症状も一般的に全く認知されておらず、自分に問題があるから、と、自分で何とかするしかありませんでした。
数年前から、この症状が社会問題となり、また苦しむ人が多く存在することを知り、経験者として何か役に立てないものかと考えておりました。
2009年、「一般社団法人 ひきこもり支援相談士認定協議会」による「ひきこもり支援相談士養成講座」が開講したことを知り、同講座を受講、ひきこもり支援相談士の認定を受け、地区統括代表会員として登録させていただいております。
「ひきこもり」は、本人にやる気が無いだけ、社会に対する甘えだ、と捉えられがちですが、日本の現代社会がはらんでいる諸問題とも密接に関係した、とても複雑な問題であり、社会の構造にとっても非常に不利益な状態です。

私は、実際に “外へ出られない” という事を体験していますが、これは普通の方では感覚的に理解できないもので、意思とは異なった部分、反射的な部分の働きで、“出たくないから出ない” という事ではなく、“できない” という状態です。 これを常識的に解決しようとしても、本人に大きな負担を課すだけで、逆効果となります。傍から見ると好きでこもっている様に見えても、本人は、心のどこかで “脱出したい” と思っています。

“脱出したい”、“自立したい” という思いはあるものの、外が怖い、外というより、人、社会という漠然としたものが怖い、という感覚が根強く、外に出られない=外に出たくない。
これはやはり、自立支援が必要なのです。 それも家族ではない、第三者による自立支援がとても有効なのです。
ご本人に対するご家族の認識は、ある程度固定化してしまっていますし、愛情からくるものではありましょうが、“心配” や “悩み” または “苛立ち” 、“怒り” など、どうしても負の感情が基本になってしまっていることが殆どです。
それに対して、第三者は、ご本人に対する固定観念がありません。これは、ご本人にとって、非常に気が楽なのです。もちろん、見ず知らずの第三者が(自立支援のためだとしても)すぐに信頼を受けて、自立への行動に移れるという簡単なものではありませんが、少しづつでも、“風”を通してゆく、ということにつながり、それは自立支援の一歩となります。

体験者でなければ理解することのできないサポート、カウンセリングを行います。お気軽にご相談ください。
(訪問サポート訪問カウンセリングを行っております。 詳しくはご連絡いただいた際お伝えいたします。)


■2010年7月25日 読売新聞記事
ひきこもり 70万人 内閣府 推計
 関連記事(時事通信2010年7月24日)


「引きこもり、推計70万人=半数近くは30代―内閣府調査」

内閣府は24日、「引きこもり」の実態に関する調査結果をまとめた。
それによると、全国の15〜39歳のうち、自宅に閉じこもってほとんど外出しない人は推計で 69万6000人。
職場でのトラブルなどが原因で引きこもりとなるケースも多く、半数近くを30代が占めた。
調査は2月、全国の15〜39歳の男女5000人を対象に書面で実施。有効回収率は65.7%だった。
対象者全員に外出頻度を聞いたところ、「自室からほとんど出ない」と答えた人は0.12%、 「家から出ない」は0.09%、「近所のコンビニなどには出かける」は0.4%だった。
これらを狭義の引きこもりと定義して推計すると、15〜39歳の年齢層では全国で23万6000人になる。
さらに「自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」は1.19%で、これを含めた広義の引きこもりは69万6000人となった。
広義の引きこもりのうち、男性は66.1%、女性は33.9%。年齢別では35〜39歳が23.7%と最多で、30〜34歳の22.0%、20〜24歳の20.3%、15〜19歳の15.3%の順。
引きこもりになったきっかけのトップは、「職場になじめなかった」と「病気」が23.7%で並んだ。
心理状態に関する質問(複数回答)では、「死んでしまいたいと思うことがある」「人に会うのが怖い」がともに35.6%に達した。
「家族に申し訳ないと思う」71.2%、「他人がどう思っているか不安」50.8%との回答も多く、 現状を何とかしたいという切実な気持ちもうかがわれる。

自殺、うつ病の損失2.7兆円=09年推計―政府、作業部会を設置 (時事通信社 - 09月07日)


  自殺やうつ病に起因する経済的損失が、2009年の1年間で2兆6782億円に上ることが7日、国立社会保障・人口問題研究所の推計で分かった。
 自殺やうつ病がなくなれば、今年の国内総生産(GDP)を1兆6570億円引き上げる効果もあるとしている。  政府の自殺総合対策会議(会長・仙谷由人官房長官)が同日開かれ、長妻昭厚生労働相が結果を報告。同会議は自殺対策を集中的に進めるため、閣僚らでつくる作業部会の設置を決めた。
 同研究所によると、自殺やうつ病による経済的損失について、詳細な推計を行ったのは初めて。  推計では、2万6539人に上った69歳以下の自殺者によって、労働者の生涯所得1兆9028億円が失われたと試算。これに医療費2971億円、生活保護費3046億円など、うつ病がなくなることによって減少する給付コストを合計し、09年の損失額を2兆6782億円と見積もった。  また、同研究所は自殺やうつ病の防止を図れば労働人口が増加するとし、自殺者数が10年以降にゼロになったと仮定した場合と、現状のまま推移した場合とで生じるGDPの差も調べた。  その結果、自殺やうつ病を防ぐことによるGDPの引き上げ効果は同年で1兆6570億円と算出。20年には3兆2480億円に上るとした。


「家族の絆」について。

「ひきこもり」の要因は様々で、その人その人の持って生まれた性質・気質や家庭環境などにより、非常に個人的な要素が大きいものですが、家族、特に親御さんの人生観や、その人生観を生んだ社会環境の影響は計り知れないものがあります。
近代の日本においては、戦後の産業構造の変化、またライフスタイルの変化の延長線上の一つの問題として、「家族の絆」が薄くなっている、またはそれがほとんど見られないという状況が少なからずあります。

家族の絆とは、「励まし」や「勇気」、「活力」を与えてくれるエネルギーであり、「どんな時でも無条件に自分を受け入れてくれる」という絶対的な安心感です。それはその人の「人間としての根っこ」であり、人の心の底に ある「愛の命綱」。普段それに気付くことはなくても、何かの出来事により心が負けそうな時、それを頼りにして次へ命をつなぐことができるものです。

それが希薄であったり、不幸にも無かったりすると、「自分(または自分の人生)を信頼できない」、そして「他者を信頼できない」といった、社会生活を営む上での大きな障害を抱えてしまうのではないでしょうか。
それは当人にとって非常に大きな問題であり、周囲の人達へも何らかの影響を及ぼします。また社会全体の枠組みで捉えた場合も、その人がスムーズに社会参加できないということは、その人が持って生まれた“才能”や“資質”を社会が受けられないということであり、そのことは社会全体にとっても大きな損失であると言えます。
家族の絆は、その家族を越えて、各家族の集合体である社会そのものにも影響を及ぼす、とても大切なものであると思います。

「ひきこもり」に関係する様々なワードと、その概要 >>

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ひきこもり支援相談士認定協議会 認定相談士 (稲岡)
所在地:176-0006 東京都練馬区栄町46-6 電話:03−5984−5962
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